女性鍼灸師が解説! お顔の浮腫みが気になる時にオススメのツボ

ふと、鏡を見た時に、

”今日浮腫んでるかも...”

大人女子のお悩みとして、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

今回はお顔の浮腫みが気になる時にオススメのツボと、お顔の浮腫みに深く関わりのある肩こりにオススメのツボをご紹介していきます。

お身体にお怪我や不調がある場合には無理はされず、気になる症状のある方は早めにかかりつけの病院を受診されてくださいね。

お顔の浮腫みと肩こりの関係

おすすめのツボのご紹介の前に、お顔の浮腫みと肩こりの関係について簡単にご紹介します。

肩こり、首こり...お悩みでない方を探す方が大変なぐらい、お悩みの方が多い症状ではないでしょうか?

寒くなると無意識のうちに肩に力が入ってしまい、肩のこりを招いてしまうことも。

私たちの身体の中を流れる血液は、およそ1分間で身体中を巡ります。

血液は全身を巡りながら、老廃物を体外に排出したり、酸素などの栄養素を身体中に届ける働きをしているのですが、PCやスマホ作業などでの姿勢を保つために、首から肩にかけて筋肉が緊張することや、寒さ、慢性的な運動不足などで血流に影響が出ることにより、肩周りに重く感じるのが肩こりと言われています。

肩が凝ってしまうと、頭・お顔から身体に戻る血液の流れにも影響してしまい、お顔の浮腫みに繋がってしまいます。

肩周りのコリが原因でお顔に影響が出ている方も少なくなく、お顔に触らなくても、肩のこりをケアすることでお顔がスッキリされる方も多くいらっしゃいます。

それでは、肩こりにおすすめのツボをご紹介します。

肩こりにおすすめのツボ

外関(がいかん)

外関(がいかん)は肩こり以外にも、頭痛や目の不調が気になる時にもおすすめです。

手首を手の甲側に曲げた時に手首にできる線の真ん中から、指三本(人差し指、中指、薬指)分、肘の方側あたりになります。

片側ずつ行います。

手を親指が上になる様に垂直にし、反対側の手の人差し指の腹をツボの位置に置き、親指と挟む様に支えます。

イタ気持ち良いを力加減の目安に、息を吐きながら人差し指の指の腹で3〜5秒かけて押し、3秒程かけてゆっくり緩めるを5〜10回繰り返します。

肩井(けんせい)

肩井(けんせい)は、肩こりの他、頭痛・眼精疲労にも効果があると言われています。

肩の先の骨と首を前に倒した時に首の後ろで一番出っぱっている骨とを結ぶ線の真ん中あたりになります。

反対側の手を肩にかけるように触り、中指が触るあたりという探し方もあります。
(こちらの方がわかりやすいかと思います)

片側ずつ行います。

人差し指・中指・薬指の3本の指を並べてイタ気持ち良いを力加減の目安に、息を吐きながら3〜5秒かけて押し、3秒程かけてゆっくり緩めるを5〜10回繰り返します。

指を置く位置を前後、左右に少しずつ動かしながら行ってみてください。

続いて、お顔の浮腫みが気になる時にオススメのツボをご紹介します!

顔の浮腫みが気になる時にオススメのツボ

翳風(えいふう)

翳風(えいふう)は、全身の血液の巡りを改善してくれ、頭痛や肩こりお顔の浮腫みの解消に効果的と言われています。

耳たぶの後ろ側、骨の前にあるくぼみあたりになります。

人差し指もしくは中指を両側のツボの位置に置き、イタ気持ち良い力加減を目安に、息を吐きながら3〜5秒かけて押し3秒程度かけてゆっくり緩めるを5〜10回繰り返します。

力が入りにくい場合は片側ずつ行います。

片方のツボに人差し指もしくは中指を当て、息を吐きながら指の方向に向かって3〜5秒かけてゆっくり頭を倒します。
(指で頭を支えるイメージです)

3秒ほどかけて頭を元の位置に戻します。
5〜10回繰り返します。

ここからは、お顔のツボをご紹介します。

下関(げかん)

下関(げかん)は、お顔のムクミ、たるみ、ほうれい線が気になる時、特にエラ張りが気になる時におすすめのツボです。

顔の頬骨の中央と、耳の穴を結んだ線あたりにあるくぼみのところで、口を軽く開けるとわかりやすいです。

中指の腹をツボの位置に合わせ、人差し指、薬指もそえます。イタ気持ち良い力加減を目安に、三本の指の腹で、息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3秒かけて力を抜くを繰り返します。10回程度を目安に行いましょう。

うまく力が入らないという場合は、テーブルに肘を固定し、写真の丸の位置(小指側の手首手首のところ)をツボの位置にあて、同じように刺激します。

頬車(きょうしゃ)

頬車(きょうしゃ)はお顔のムクミ、たるみ、ほうれい線が気になるとき、またフェイスラインのもたつきが気になる時にもおすすめです。
また、頬の腫れや筋肉の緊張を改善するとも言われています。

お顔の顎の骨から頬に向かって指一本分斜め前あたりにあり、歯を食いしばると筋肉が盛り上がるのでわかりやすいです。

中指の腹をツボの位置に合わせ、息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3〜5秒かけて力を抜くを繰り返します。10回程度を目安に行いましょう。

うまく力が入らないという場合は、写真の丸の位置(小指側の手首手首のところ)で同じように刺激します。

顴髎(けんりょう)

顴髎(けんりょう)は、お顔のムクミ、頬のたるみ、ほうれい線が気になる時におすすめです。

また、お顔の歪みを整えるツボとも言われています。

目尻から真っ直ぐ頬に向かう線と頬骨の下のラインが交わるあたりになります。


親指の腹で頬骨に向かって、イタ気持ち良い力加減を目安に、押し上げるように刺激します。
息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3秒かけて緩めるを繰り返します。10回程度を目安に行いましょう。

巨髎(こりょう)

巨髎(こりょう)も顔のムクミ、頬のたるみ、ほうれい線が気になる時、またそれ以外にも、目の下のたるみや、頬のニキビ・吹き出物が気になる時にもおすすめです。

瞳の黒目からまっすぐ頬に向かう線と鼻先から頬に向かう線の交わるあたり(頬骨の下あたり)になります。

人差し指もしくは中指の指の腹で頬骨に向かって、イタ気持ち良い力加減を目安に、押し上げるように刺激します。
(爪でお肌を傷つけないように注意しましょう)

もしくは、頭を前に倒し、指の腹でお顔を支えるように刺激します。

息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3秒かけて緩めるを繰り返します。
10回程度を目安に行いましょう。

迎香(げいこう)

迎香(げいこう)は鼻詰まりなどの鼻の不調を改善するツボとして有名ですが、顔のムクミ、頬のたるみ、ほうれい線、シワが気になる時にもおすすめです。

小鼻の横、少しくぼんだところになります。

人差し指もしくは中指の指の腹で頬骨に向かって、イタ気持ち良い力加減を目安に、押し上げるように刺激します。
(爪でお肌を傷つけないように注意しましょう)

もしくは、頭を前に倒し、指の腹でお顔を支えるように刺激します。

息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3秒かけて緩めるを繰り返します。
10回程度を目安に行いましょう。

四白(しはく)

四白(しはく)はお顔の浮腫みの他に、特に目の下のたるみやシワが気になる時にもおすすめです。

瞳の真下、目の下の骨の縁から、親指の横幅1本分下あたりにあるくぼみになります。

人差し指もしくは中指の指の腹で頬骨に向かって、イタ気持ち良い力加減を目安に、押し上げるように刺激します。
(爪でお肌を傷つけないように注意しましょう)

もしくは、頭を前に倒し、指の腹でお顔を支えるように刺激します。

息を吐きながら、3〜5秒程度かけて押し、3秒かけて緩めるを繰り返します。
10回程度を目安に行いましょう。

さいごに

浮腫みやお顔の血液やリンパ液などの巡りに滞りがあると、痛みを感じやすいので、ゆっくりイタ気持ち良いを目安に行って下さいね!

ご紹介していますツボの位置は目安です。
ツボ刺激による効果にも個人差がありますことご了承くださいね。

全てのケアを1度に行う必要はなく、特に気になったところから行ってください。

簡単に行えるものばかりですので、隙間時間にぜひ継続してみてくださいね。

AUTHOR

文香(あやか)

PROFILE

【鍼灸サロンオーナー】
大学卒業後、一般企業に勤務した後、エステティシャンに。 その後、現新宿医療専門学校にて学び、はり師・きゅう師に。
卒業後は、都内近郊の鍼灸院、サロンにて勤務。 著名人・芸能関係者の施術も担当。 現在は3人の男の子を育てながら、東京都文京区にて完全紹介制のプライベート鍼灸サロンを開業。 趣味は美容。

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